おせちもいいけど

カレーもね!というCM、いまも流れていたかどうかはさだかではないが、この年始はその気分を痛感している。


今回の年始三賀日最終日、こんなふうにすぐに外的要因に気分を支配されてしまいがちな自分の芸のなさを否めないながらも、この気分を引きずったまま、カレー喰いたいねぇ...それも気取ったインド風のではなく、日本人の好きなカレーだよ!などと云いながらクルマで出かけた先は、Olive Houseである。


まずは正月気分をむりやり持続させようと、ホントはホンモノが呑みたいのをガマンして、このどーしようもないビールテイスト飲料なるものをいただく。
なかなか持ってこないので、カレーと一緒に持ってくるんじゃなかろうか?と不安になってしまい、混雑した店内を必死の形相でさばいている店のあんちゃんを呼びつけ、「先にフリー持ってきてね!」と念押ししたら「いま準備してますから」とちょっとイヤな顔をされてしまった。 それにしてもこんなもん、だいたい生ビールでもあるまいし、どーしてすぐに出さないかなぁ..


実際行ってみると、このほかにもいろいろ並んでいる美味そうなメニューに心を動かされながらも初志貫徹し、インドカリーを注文して待つこと20分「オレのカレー」が運ばれてきた。 そうそう、コレだよ!とヒザを打つ(というか、ホントは打ってないけど)
期待を裏切らないこの味は、何度喰っても飽きがこないのが素晴らしいと思う。


いっしょに行った妻が頼んだのはこのホワイトソースのオムライスである。 こちらもなかなか美味かったので、こんど自分でシミュレートしてみようと思ったが、量を考えないと途中で飽きそうではある。
実際、出されてきたときは「え?これっぽっち?」と思わず云ってしまったヴォリュームだったが、実際のところちょうどよい量だった。


そういや、このテのオムライスを凝って作るのなら、いまのわが家にある調理器具では不足だねぇ、ちょっと台所雑貨店でものぞいていくか? イヤ、それだったらあすこのアウトレットのあの店行こうよ...というやり取りの末向かった先は、ZWILLING J.A.HENCKELS のショップである。
たいして広くもない店内を、ああでもないこうでもないと云いながら30分ほども観てまわった挙げ句、一品をとうとうご購入と相成った。


今回ゲットしたのが、このMilano Miniステンレス鍋 三点セットである。一個あたりに換算すると2,000円程度で、かなりおトクかと思う。なんといっても使用頻度の高いこれら三点の鍋類は、デザインがすべてお揃いなので、わが家の台所に一気に統一感が醸成される。


さっそくご開帳してみると、すべてにビニール袋がかぶせられて段ボールが挟まれており、こーしたごていねいな梱包にはアタマが下がりつつ、またまたゴミが増える心配がつきまとう。


手前の両手鍋とフライパンは直径16cmで、フタがフライパンと共用できるのがウレシイ。
この中でいちばん欲しかったのは小さいフライパンで、さっき喰ったホワイトソースオムライスにインスパイアされ、オムレツを半熟状態で分厚く焼いて、ちょっとシャレたオムライスを調理したかったというのが、今回このセットを選んだいちばんの動機となる。


ちなみに後ろに写っているのは、二年くらい前に購入した、同メーカのナイフブロックで、なかなかよく切れてくれる。
調理器具のブランドを統一できるのはなかなか気持ちのよいモノで、このほかにもうひとつ、野菜などの皮むきのピーラも揃えたりもしている。
ちなみにこのナイフブロックを買うまでの10年以上、わが家には包丁が一本しかなく、なんでも同じモノで切っていたというのが、いまにして思えばよくやっていたと思う。


そしてHENCKELSとはあまりカンケーないのだが、本日の中村屋のインドカリーがあまりに美味く感じたので、そのテンションが夕方の食材の買い物のときまで持続していたコトによるものである。
次回カレーを作るときは今回購入した新アイテム群を活用し、コイツをベースにかの店の看板料理をシミュレートするのだ!などといまから息巻いているものの、しばらくするとなにごともなかったかのようなテンションに戻ってしまうかも知れない懸念は払拭できない。

いずれにしても、さしあたり本日のところは洗浄して片付けるに終始したので、この使用感レポートは次回以降の記事にしようと思っている。


だいたいこんなところである。