往年の名機の後継機 購入準備作戦 - 現調編 -


ココロのどっかにずっと引っかかっている例の電子楽器については、なににしても一度は現物を確認せねばと、役所への外出の用事をむりやり作り、御茶ノ水の某有名楽器店を訪ねてきた。


取扱店に入ったところ、今回のお目当ての JUPITER-80 は店への入りっぱなに展示してあり、いきなりのご対面となった。


それにしても、この値札を見るにつけ、ううー...高すぎるっ!としか思えない。
こうして現物にお目にかかるのは初めてで、自分の体内でアドレナリンが多量に分泌されるのを自覚した。

だいたい買う気もないのに、店のスタッフのあんちゃんにあれやこれや質問したり、いま私が持っている機種はこんなにディスプレイ大きくないし、そもそもカラー表示でもないんだよねぇ...とかなんとか、カンケーないヒトにはどーでもイイコトをペラペラしゃべるメンドくさい客を演じてきた。
ムカシ私ゃJUPITER-8 ほしかったんですよねぇ...などと云いつつ、当時はホントは YAMAHAのDX-7 II が欲しくて仕方がなかったくせに、事実とぜんぜん違うコトをのたまう自分自身に少し罪の意識を抱きながら、だいたいあんちゃん、アンタはどー見ても30歳前後にしか見えないけど、ホントにJUPITER-8のコト知ってんのかよ?とノド元まで出かかったが、そこは私もだいぶ年長なのでグっと堪えた。



それにしても、スタッフのあんちゃん「金利なしで18回まで分割払いできますよぉ」などと甘いセールストークを展開しやがるが、こちらとてオマエなんかより、これまでの散財の規模が違うぜ、という自負があるからして、そんな安っぽい手口に引っかかるほど人生経験浅くはないわい!とやり過ごしてやった。




こうした製品のカタログ集めは、コドモのころからの趣味で、なんとなく偏執狂のキライも見受けられる。




うー、ほしいねぇ。
スタンドも専用のが用意されているとかで、コレもなかなかかっちょエエ。


帰りの電車内でもこいつを眺めながらニヤニヤしちゃいそうなので、なんだか危ないヒトの雰囲気を醸し出さぬよう、気をつけねば...

といったところで、まずは一歩前進だろうか。



















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