ファミコンミニ
まだ実物を見たことがなかったので、帰りにいつものビックへ観に行ってきた。
本体の「ゲームボーイアドバンスSP ファミコンカラー」自体はそんなに飛ぶように売れてるというわけではないようだったが、やはりソフトのほうは「なるほどね」というラインアップで売り切れだった。
私の好きな往年のゲームはあんまり売れていないようだった。
そもそも、売れているゲームというのはもともとファミコン専用のゲームがほとんどで、一方ははもともとはゲームセンターなんかに並んでいた、アーケードゲームのをファミコンに移植したモノばかり。
当時はそれでもよかったが、これだけハードウエアの性能が進化している昨今、そんなハードの限界に負けてヘボい仕上がりのゲームをわざわざカネを出して買うか?というところにこの分岐点が見えてくる。
こんなコトはいまさら云わずもがなのことではあるが、それがわかっていても、ついついノスタルジーで買ってしまう30代というのは少なくないのだろう。
私も、今日実物を観に行くまでそんな気持ちでいっぱいだったのだから、あながち間違いとは云えまい。
実際に売場では、同世代と思しきサラリーマン風の連中が、口を半開きにして眺めていたのだから。
それのおかげで、逆に私は冷静になることができた。
だいたいにして昨年実家から引っぱり出してきたホンモノがヤサにはあるんだし、わざわざそんな復刻版を買うこともなかろう。
無用な買い物をまたひとつ回避でき、葛藤に勝ったということで今日は少々ウレシイ。