運転免許センター

そもそも卒業検定に合格する保証などないのだが、なんせココは平日にしか営業していないので、免許交付を受けるためには、あらかじめ休暇を取っておかねばならない。 いずれにしても合格したので、休暇取得をムダにせずに済んだわけである。

先日卒業式のときにもらった資料によると、指定教習所での検定に合格した者、つまり免許センターにおける技能検定免除の者は13:30に集合とのことで、午前中は寝起きのいでたちでのんびり。 センターで一発受験する場合は、きっと朝から行かねばならんのだろう。

免許センターまではクルマで一時間強かかるが、平日の真っ昼間だし、多少渋滞していたとしても二時間も見ておけば余裕だろうとタカをくくっていた。 この道すがら、先日売約したFLSTFのナンバー登録のための住民票を取りに役所へ立ち寄る。 いま住んでいる自治体の場合、住民カードと料金さえ入れれば自動交付機で発行されるのが便利。 そこらのフツーの市町村と政令指定都市との財力の違いを、こんなところにも垣間見たような気もする(ま、そのぶん住民税も高いのだろうが)

ところがどうも出がけにモタついたことと、この寄り道のおかげで、もちろん集合時刻には間に合ったが、それまでの余裕が30分しか取れず、途中で昼食にゆっくり美味いモノでも...という目論見は泡と消えた。 しかたがないので、免許センターの中の食堂でソースカツ丼 600円也 を喰って昼食を済ませる。

さて、カツ丼をかきこんで手続きに並ぶ。 それにしてもここに来ている人種は実に多種多様。 上品な紳士もいれば、どう見ても下品ないかにも肉体労働者然とした輩、ガラの悪そうな連中、いかにもアホっぽいバカップル、おっさん、おばさん、老若男女...みな「運転免許」という共通の目的を持って来ているわけで、だからこそココまでごちゃ混ぜ感あふれるスポットとなりうるのだろう。
そんなことを考えながら免許交付には指定の書類に収入証紙を貼る必要があり、結局トータルで4,100円を納付...なんとも微妙な金額だ。

ところで、クルマの免許交付のときがどうだったかはもうすっかり忘れてしまっていたが、「今回はいわば「書き換え」であるから、ちょろっとした手続きで終わるだろう」と思っていた私の考えは大甘だった。 受付順に処理されて、終わった順に帰ってヨイものとばかり思っていたら、全員が部屋に集められてなんだかんだと講義を聞くスタイルで、しかも「終了はだいたい16:30くらいを予定していますので...云々」とのお達しで、私が心の中で「え゛〜〜っ!?」と叫んだのは云うまでもない。