Nintendo Wii Virtual Console Arcade

なにを隠そう、これでも私は10代からのヴィデオゲーム野郎で、いちばん熱心だったのはやはり、中学生時代を過ごした1980年代前半のころ。
学校が終わると、駅向こうのゲームセンタや、ホームセンタのゲームコーナに足繁く通っていたものだ。
とはいえ、学校帰りに制服で行くというコトはせず、いったん帰宅して私服に着替えてから行っていたので、これはそれなりの文化的な趣味のひとつと云ってよいだろう。
そしてハマッたゲームについては、なんとしてでも上達したいと熱中するコドモで、そのテのエネルギーを勉学に向けていれば、いまごろもうちょっと違った人生を歩んでいたかもしれなかったが、そんなに簡単に関心が転化するほど、勉強とは楽しいモノではないのは判りきったこと。

いまの家庭用ゲーム機のスペックは、当時のファミコンや高級なパソコンとは比べものにならない表現力を持ったもので、あの当時、一回50円払ってプレイしていた業務用ゲームなんぞは、そのままの品質でいとも簡単に移植され、これまでさまざまなプラットフォームで発売されてきた。
そしてそれらにいちいち反応して買ってしまう私のような輩をターゲットとしているコトは云うまでもない。

そして最近、NBGIからWii向けに Virtual Arcade Consoleと称して、当時の業務用ゲームが配信されはじめたから、これにまたまた私が釣られそうになっているのは前例に違わないところだが、なかには、すでに所有しているようなものもあって、さすがにダブるモノを購入するほど妄信的なわけではない。
ただ、この中でいままでどの機種にも移植されたことのない(はずの)"Solvalou"が配信されていることに、なぜか心躍るものがある。


これはかの「ゼビウス」の世界を鳥瞰にした画面を3Dポリゴンで表現したゲームで、たしか1990年くらいに初めてゲームセンタで画面を目にして、妙に感動した憶えがある。


ほかのゲームはどうでもヨイが、これだけはぜひとも欲しいもの。
昨今のあまりにリアルなポリゴンから比べれば、まったく過渡期な感じのポリゴンであることは否めないが、こういうのが、私のような世代にすれば、まさに青春の一ページと云っても過言ではないのだ。