Ten years can bring a lot of changes

「10年ひとムカシ」を英語で云うとこうなるのだそうで、まさにそれを体現しているような出来事があった。 まずは10年前に書いていたこんな駄文から。

(2000/10/19 23:39)
学生時代の友人から結婚式の招待状が来る。 その中の一文に「披露かたがた粗餐(そさん)をご用意いたしましたので...云々」というのがある。


もちろん「粗餐」が粗末な食事じゃないことくらい判っているが、これがもしホントに字のままだったら...と考えるとかなりシュールだ。


結婚式で丸いテーブルに座らされ、出てくる料理がたとえばゴハンとみそ汁とたくわん。 シャンパンもビールもワインもない、最後にお茶だけ出てきてお開き。 これがある意味ホントの「ジミ婚」か。


また、招待状の差出人が新郎新婦それぞれの父親の名前になっていることが多い。 それを見て「男同士!? 進んでるねぇ!」とのたまうヒトがいるとは思わなかった。 男同士が結婚できたとしても、それは「進んでる」ことなのか?

これもなかなかシュールだ。

この友人がはたして誰だったかを一生懸命思い出そうとするが、どうにも出てこない。 2000年って「ジミ婚」なんてコトバが流行っていたんだっけ?と思ったら1996年の流行語だったのだそうだ。


なんてコトを書いているうちに、結婚したのが誰だったか思い出した。
その結婚式の新郎は知らないヒトで、私は新婦の友人として招待されたのだった。 そしてあれからおよそ10年経ったこの三月、同属性の集まりがあったときに、ひさびさにその彼女とも会ったが、その際に「旧姓に戻った」と云っていたので、コレもまさに、a lot of changes と云えるだろう。


実は本日のエントリー、どうやって締めくくろうかと悩んでいたが、意外とキレイにまとまったと自己満足している。